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子ども デザイン・建築教室ー2

特集その他

7月に紹介した、子どもデザイン・建築教室(遠隔版)

https://arc.kyoto-seika.ac.jp/95858

ですが、工作キットを送った子どもたち(保護者の皆様)から、続々と制作して楽しんだ写真と感想が送られてきています。企画者が想定していた結果を超えていて面白いです。

阿部さんからは、リモコン置き場。

工夫したところ:全体の色と模様の色をかえたところ。
難しかったところ:形を考えるところ。リモコンの入る幅を考えるのが難しかった。隅々まで色を塗ったところ。との事。

品格を感じる、かなり制作時間を使ったであろうと思われる作品です。

田中さんからは、階段をつけた「隠れ家貯金箱」。

小学校のコンクールに応募されるそうです。ムクの木のままで神殿のようですね。

宮谷さん兄弟は、ワニとタワー。

工夫した点は、

タワー:  色が混ざらないように塗ったことと、ビー玉に色をつけて電気のようにしたこと。
ワニ: 目をボタンにしてつけたこと。

とても、とても独創的です。

川上さんは、いまだ固定しないで、積み木ブロックとして楽しまれています。

積み木遊び。楽しいですよね。エンドレスで飽きません。

僕も今でもしています。

 

孫と一緒に。

驚いた傑作作品は、興山さん。夏休みの自由研究として小学校に提出されたとのこと。

 

まずは、ダボ(連結するための木片)づくり。

木片すべてに、ダボを入れるためのドリルでの穴あけ作業。真剣作業です。

四角のフレームを作って、木片に切り込みを入れて、スライドするふた。虫が呼吸するための穴も開けて。

で、この「虫かご」のために、カブトムシを捕まえにいって、

無事に「虫かご」に。

見守りながらアドバイスを行っていたであろう、お父さんも大変だったことだと思います。

子どもたちの夏の思い出として残ってくれることを願っています。

 

この子ども工作キットは、新聞でも紹介されました。

 

このキットで、この夏に遊んだことをきっかけとして、子どもたちが立体的な思考をすることができる人材になって欲しいと願っています。

 

さて、続いての子ども建築ワークショップ報告です。

今年は、コロナ禍のため、一同に集合した子どもワークショップはできなかったのですが、セイカ建築卒業生で「STEAM教室経営(VIVID kids)・子ども指導の専門家育成」をされている、大村拡衣さんと一緒に、リモートでの子ども教室を実施しました。

2時間のワークショップでしたが、遠隔なので日本中からの40人くらいの子どもたちの参加があり、とても盛り上がりました。

日本中に、新聞紙でできた秘密基地が建設されました。

幼稚園児へのキッズ・コーチをされている大村さんの準備と当日の子どもたちへの、楽しくわかりやすい語り掛けを見ていて、大学生への教育方法としても大変参考になりました。

 

建築は、人工環境の中では基本的なアイテムです。

子ども建築教室を行っている理由は、すべての子どもたちに建築の道を歩んで欲しいわけでは決してありません。

「建築や空間や街のことを知ること、考えること、提案することができること」は、Civic Skill つまり、市民としての教養。

だと、セイカ建築学科は考えているからです。

 

自分が住んでいる環境である、まち・すまい・部屋への知識と興味関心を持ち続けて欲しいと思います。

 

で、もしも、建築家になろうと思ったら、

 

セイカ建築へ。

 

posted date 2020.09.04
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