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長谷川逸子 講演会

特集イベント案内

学科特別顧問の高松伸がモデレーターを務める、講演会シリーズ「MASTER ARCHITECT」の第5弾は、長谷川逸子さんに来ていただきました。

200人の建築を学ぶ学生たちや、社会人の方が集まりました。

タイトルは、「新しい共在の時代の建築を求めて」。

長谷川さんの幼少時の原風景=原っぱ、海岸線の紹介から始まり、自然の風景と建築の関係性、のちに、ランドスケープ・アーキテクチャーと命名される設計活動などについて、時代を追った丁寧で、わかりやすい説明をいただきました。

公共建築を手掛ける契機となった、藤沢市湘南台文化センター設計競技の話。多くの建築家が参加したコンペティションでした。

そして、新潟市文化センター設計競技の話へ。大きな国際コンペでした。(私の青春時代でした)

 

90分間、休みなしでなめらかに講演。

終了後には、多くの質問が寄せられました。

 

講演会の後も、長谷川さんのそばにいさせていただきながら、自然体であることの大切さを感じました。

長谷川逸子さん、高松伸さんの時代は「野武士の時代 (by 槇文彦)」と呼ばれた、頭を出そうとしていた建築家にとっての激動の時代。

その中でも、決して奇をてらわないで、息の長い、素晴らしい、市民のための建築を残してこられた建築家としての姿勢に敬意を感じずにはいられませんでした。

お話しをしている際には、多くのモノやコトを背負う面倒で複雑な建築家の活動と、人間として自然体で普通に生きて行くこととの「ギャップ」を感じることはありませんでした。

 

「新しい共在の時代の建築を求めて」は、

「新しい共在の時代の生き方を求めて」と、自分で勝手に改題して聞き入ってしまいました。

 

学生たちにも、伝わったことと思います。

 

 

両先生、お忙しい中、本当にありがとうございました。

 

posted date 2024.10.26
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