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国際ワークショップ 2024

特集学生作品授業紹介

昨年に引き続き、今年も後期開始1週間は、国際ワークショップの期間です。アメリカからオーバン大学建築学科学生13名、セイカ建築は3年生を中心とした32名で実施。国籍と学年を解体して再編成した6チームで取り組みました。

月曜日の午後に、オーバン大学のKim先生から課題説明。プレゼンテーションは土曜日午後。5日間の短期です。

課題の内容は、「立体フォリー」。大きさ、18Mのキューブ。使用できる材料は、支給木材40本程度と麻紐、自分たちで、山から拾ってきた材料。です。

完成後に建築は自然に還すので、人工材料の使用は厳禁です。

さまざまな形に変わる空間が、快適で刺激的なものになるかどうか。

さて、学生たちの作品を見てみましょう。

Aチームは、

 

芝生広場で。

壁が動いて棚と入口に。

あちこちの壁が大きく動いて、さまざまな用途を生む場所を出現させました。

壁の中には小さな出入口も。

もともとの地面は枯草敷で場所の差を表現しています。細かい。

そして、移動。

移動式で可動式の建築の提案でした。

 

Bチームは、

小川横のテラスに。

壁が開いて、動いて、ベンチに変身。

東屋を背負った場所になりました。

 

Cチームは、

池のステージの上に設置です。

蔀戸を池に張り出して、茶会が行われます。

池に向かって、「釣り」もできます。環席の川上庵、という名前。

床の四角に池が入り込んでくる。建築が池にはみ出す。。。

自然と建築の、溶け合う姿の提案です。よくできた建築だと絶賛されました。

 

Dチームでは、

宇宙の無限ポイントを捕獲する。

少し意味不明です。

緑の布に包まれていることを感じることは、確かです。

壁に設置された、竹の風鈴は力作でした。

 

Eチームは、

頑丈そうなボックスが登場しました。

入口はのれん風に演出され、壁が動いて棚が生まれました。

壁の半分が開いて通路に。

L字型の大きな2辺の壁も動きます。

 

壁が90度以上開いたのは、この強固なジョイントが可能にしてくれていました。

麻紐のジョイントです。

構造体をしっかり頑丈に制作しています。

ということで、一番の力作になったように思います。

 

最後のFチームは、

小川の池への出口に設置。

飛び出すテーブルとイス。

で、素敵な「縁側」の誕生です。

床の板をめくって、カウンターの天板にもなります。

 

さて、6チームはそれぞれに個性的な作品を制作しました。5日間のうち、2日間は雨だったので、実働時間の制約のある中で、楽しく、新しい建築が誕生しました。

この建築は、明日の大学行事、「オープンキャンパス」にて、来訪者の皆様に見ていただきます。

おつかれさまでした。

 

で、打ち上げの食事会。

 

posted date 2024.10.06
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