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子ども デザイン・建築教室

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毎年、セイカ建築学科で実施してきた、子どもたちへのデザイン・建築ワークショップですが、今年はコロナ影響で中止になってしまいました。

 

楽しみにしてくれていた子どもたちもいるだろうし、夏休みの工作もあるだろうから、ということで、デザインワークショップを「キット」にして無料で希望者に配布することにしました。セイカ大学の「社会連携センター」との連携活動です。

材料は普通に購入する木材ではなく、昨年、鞍馬寺境内で台風の被害を受けた倒木を再利用させていただきます。写真は、現在なお放置されたままの倒木です。

一日でも早く境内の森をきれいにしたいのですが、処理費用の問題で放置されています。

みんなで知恵を出して考えなければなりません。

ともあれ、ご縁をいただき、神木のような立派な木を使わせていただくことに感謝しています。

この倒木再利用デザインワークショップは、かたちを変えて、鞍馬に住む子どもたちとも後日行う予定です。

まずは、杉とヒノキで1200個以上のサイコロを製材。

ヒノキ。木目が詰まっていてきれいな断面です。香りも素晴らしい。

杉。中心部が赤色というより、黒色になっていて、白太とのコントラストが美しい。

杉。大人の感じの落ち着きを持った風合いです。

1キットの内容は、28個のキューブ木材、紙やすり、接着剤、のり付け用スティックです。とりあえずは40人分のキットを準備しました。

2つに分けて、

組み合わせたらキューブになるパズル。

向きを変えたら、

ブックエンド。

横に並べたら、小物置き場。

逆向きに立てたら、ペン立て。

自由につくるのなら、ペン置き場とか。

スマホ置き場にも。

椅子ですね。

ピラミッド。

逆さにして、重力のバランスも実感できます。

7つのピースに分けた少し難しいパズルもつくれます。

完成したらキューブになります。

ということで、制作作品の事例もつけたりして、子どもたちへ「遠隔で」パスします。

後は、ご家庭の方と一緒に楽しみながら立体デザインを楽しんで欲しいと願います。

 

毎年ではセイカ建築の恒例イベントとして、学生達と一緒に準備し実施運営してきた活動ですが、今年は教員だけ、しかも準備のみだったので、残念で寂しい感じでした。

が、後期に対面授業が再開したら、社会からの要望にお応えするための準備として、学生たちと一緒に再度キットの制作をしたいと予定しています。

 

 

 

posted date 2020.07.08
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