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2年生 オープンジュリー 2019後期

学生作品授業紹介

後期ももうすぐ終了です。

各学年設計課題のオープンジュリーが続きます。

 

ジュリーでは参加した教員とゲストが展示された作品に投票し、ジュリー対象作品を選出します。

誰がどの学生に票を投じたのか、学生に結果を公表した上で、講評が始まります。

 

2年生ジュリーのゲストは、建築家の岸川謙介先生。

 

新しい建築、新しい風景を創造する課題は、3つの場所への人工物コラージュを経て、京都市内に建つ「建築」としてデザインします。

ゲームのマウス。四条河原町に。

青田さん。刺激的です。

下鴨の住宅地に、ドーム。ありえない建築的暴力性。

清水彗君の作品。

内部空間には、人間がテントに入って、ぶら下がって住んでいます。

久野さんは、3キロほどのメガストラクチャーを提案。

部分断面図。長い長いドローイングです。

その割には、可愛らしい立面図。

ナット を 並べました。

宙に浮いた図書館+集合住宅。

「図書館の中に、共に住む」。提案者は寺岡君。

上賀茂神社の敷地内にスポンジ。

多層構造を提案したのは、長里さん。

既存建築物を囲む部分に住宅を入れ込んでます。

北山杉の山を背景にして、「剣山」を差し込んだ、小林君の作品。

無数に立ち上がる北山杉の中に機能を入れました。

平面図。今回の図面はすべて手描きが条件です。

1本1本描かれた杉。アートの香りです。

北角さんは、茶せんを住宅地に挿入。違和感なく環境になじんでいます。

烏丸通りにホッチキスを挿入した、杉山さん。

集合住宅と美術館が、各階で融合した案です。

最多の12票を集めました。丁寧な作品です。

 

この課題は2年目になります。

風景に人工物を挿入し、それが建築として成立するように、外観と内部をプログラムし、デザインを行う。ただし、自分勝手なアイデアは却下され、かならず誰かの役に立つことを考えること。

建築はアートですが、アートだけでは成立しないことの確認作業です。

幅の広い想像力と、凝縮していく建築化のバランスを持ち、高める目的でした。

 

学生作品からは、その苦労が伝わってきました。

苦労した量が、これからの各自の建築的構想力と建築的表現力を高めることになると信じています。

 

教員たちは。

posted date 2020.02.01
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