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内藤廣先生からのメッセージ

特集授業紹介

高松伸先生の企画講演会シリーズ。今回は、建築家 内藤廣先生にお越しいただきました。数多くの建築作品を手掛けられてこられたので、作品の紹介中心の講演会になるだろう、と思っていましたが、

 

違いました。

 

内藤先生からは、人のためにある建築はどのようにあるべきなのか、そして、建築家はどのようなことを考え、どのような姿勢を持つべきなのか。という、若い学生達へ向けたメッセージでした。

400人近く集まった学生達。

「これからの時代は、さまざまなベクトルが交錯し、ぐちゃぐちゃな時代になる。その時代に生きるには、心の豊かさが必要。」

 

普段の生活の中から、心の豊かさを磨く必要があると同時に、大学の教育現場でも、知識・スキル・表現力の習得に限らず、心の豊かさを学ぶ必要があります。

教員達の心にも沁み入り、襟を正す言葉をいただきました。

お話を聞いた後で、学生達からは相次ぐ質問が続き、予定時間を30分越えてしまいました。

高松先生からのまとめでは、

「正解を求めるのでもなく、正解を決めるのでもない。」

 

難しいです。

 

日本のこれから大変な時代、世界中のどの国も今まで体験したことのない社会を生きていくことになる学生達は、両先生からの言葉に、この大変な時代を乗り越える覚悟と、そして大変な時代だからこそ可能になる大きな勇気と希望をもらったように感じました。

 

今回の講演会の内容は断じて忘れるべきではなく、また、参加できなかった学生達にも知って欲しいので、テープ起こしをして、後日掲示したいと思っています。

 

内藤先生、ありがとうございました。

 

posted date 2019.12.15
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