お知らせ

back
伝統建築をまなぶ

授業紹介

京都駅に近い、400年を超える歴史を持つ藪内家。

表門は古田織部の屋敷から移築されたもの。

一般公開されていないお茶席や庭を、特別に許可をいただき、見学させていただきました。フィールドワークという授業です。

京都にある大学だから実施できる、地の利を生かした京都から学ぶ学習プログラム。

燕庵(えんなん)です。内部空間の様子をしっかり見せていただきます。

光の入れ方、影のでき方、材料の使い方、プロポーションなど見るべき内容が多すぎて、その凝縮された美しさに心が震えました。

とりわけ、藪内家では竹の使われ方に学ぶべき点が多くあります。

案内・説明いただいた、小林様。家元の主座敷の緝熈堂(しゅうきどう)で呈茶もいただきました。参加学生にとっては、はじめての経験になりました。

建築は写真で見て学ぶのと、実際に見て学ぶのでは、全然違います。実際にその場に身を置いて、光や影、空気を感じること、スケールを体験することは、おそらく1000倍以上の価値があります。

特に、伝統建築では素材の歴史がダイレクトに伝わってきます。

 

参加した教員も、学ぶべきことがたくさんあり、伝統建築の持つ美意識は勉強になりました。現代の建築は明らかに負けています。

 

posted date 2019.12.15
関連記事

twitter