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移動ミュージアム 活動中!

学生作品

昨日は岡崎公園、今日は鹿ケ谷の「安楽寺」にて、活動しました。

安楽寺さまは、地蔵縁日もある(明日)、清楚なお寺様です。

ここで、人が集まるのかなあ、という心配をよそに。

訪問した時には30人以上の来訪者。美味しいコーヒーショップも参加されて、

かつ、贅沢にも、やまなみ工房に所属されている、作家によるライブアートの開催でした。来訪者も普通に見学することのできる、親しみやすい楽しいイベントになっています。

そして、その傍らに、セイカ建築のデザイン+制作の「移動ミュージアム」

「庭の風景を引き込んでいるのがいい。。。」

やまなみ工房さまに言っていただいた言葉に、デザインした苦労が報われます。

展示台なので、作品の背景となる壁はあったほうがいいだろうけど、その背後の景色も取り込んだほうが、展示台の奥行がでるのではないか。

デザイン段階で議論していた事の結果です。

こんな感じになります。

見せる風景、透ける風景。

借景する屋台。

学生の考えた、この移動ミュージアムの名前は、「Fellows」。 

壁のない、フラットな友人たちの集合体としての人間関係の社会をつくりたい、という願いから。

Friends よりも、さらに許容度の広い関係。とのこと。

その意図は言葉を変えたら、ダイバーシティ。なのでしょう。

屋台のネーミングを学生たちと考えた際には、ダイバーシティという単語は出てこず、「ダイバーシティ・ミュージアム」という、私の意見は却下されました。。。

展示されるモノのかたちと大きさ、展示したい面積や展示方法によって、自由自在に展示方法が考えられて、決まっていく。変数の多さを許容する展示台。

 

使われ方を見させていただきながら、この屋台に興味を持たれたアフリカからの来訪者の方に僕は、

「これは、ダイバーシティ・ムービング・スモール・ミュージアムです。」と、説明していました。

 

今回の国際博物館会議期間中では、移動しながら、姿かたちを変えながら、世界で一番小さなミュージアムとして活躍してくれることでしょう。

 

やまなみ工房さま、NHKさま。ありがとうございます。

 

学生たちと一緒に考えて制作した、「子ども」が育っていってくれていることに安心しました。。。

 

 

posted date 2019.09.01
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