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オープンジュリー 3年生

学生作品授業紹介

午前中の作品審査、投票を済ませた後の昼食会=情報交換会。

3年生オープンジュリーは10名の教員とゲスト、合わせて11名で実施しました。

ゲストは、株式会社 GK京都 チーフデザイナーの清水響さん。

セイカ建築の卒業生です。

はじめに、GK京都が手掛けてきたデザイン、京都のサイン計画、バス停、叡山電車車両などについて紹介されました。

学生たちにとっては、建築を卒業してプロダクト系に進路を決めた先輩の仕事内容を知ることに意味があります。

「原風景の建築」。イザベレさんの作品。敷地である嵐山の山をつかった展望台。

模型は、セメントで制作。存在感あります。

中島さんは、複数枚の曲面で建築を構成。

ずれた屋根から柔らかい光が内部空間に落ちます。

永野さんは、橋をデザイン。ファイバーを巻いた歩行者空間兼展示空間です。

明快なイメージドローイング。好感を持ちました。

内部を人が歩く強度をファイバーのような新素材でつくれるか。

20年後には可能でしょう。

 

たぶん。

小倉さんは、「かるた」から建築を構想。

流体力学から導かれた動線と形態です。

イメージドローイングでは、その「動き」や「滞留」を表現しました。

伝わっているでしょうか。

中西さんと山根さんの駅舎デザイン、境界デザインという、環境デザインの作品も選出されました。

稲垣君は鴨川の洪水対策のための建築。建築の上層階であふれた水を吸収し、洪水を防ぐという機能があります。嘘のような話に聞こえましたが、しっかりした調査とシュミレーションが行われた結果としてのデザインでした。

 

各スタジオ毎に課題内容が異なるので、評価軸は分かれます。

ただし、共通している評価軸は、新しい世界を構想し、デザインしているかどうか。

ゲストの清水さんからは、プレゼンテーションの重要性を指摘されました。

 

学生達は多くの方々からのアドバイスを受け、勉強と刺激になったことでしょう。

posted date 2019.07.29
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