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学期末の風景

学生作品授業紹介

7月末の学期末を控え、各学年ともに忙しくなりました。

「新しい境界」をデザインするスタジオのジュリー(講評審査会)。

この日のゲストは環境デザイナーの堤先生。

球体を並べてやわらかな境界を提案。下部の球体は夜に光る照明器具。

座ることもできる白色大理石の石もあり。

3種類のボックスを重ねて住民が展示をすることもできる境界。

堤先生からは、気温を冷却するブロックの話を紹介いただきました。

2年生の建築材料演習では、各自がデザインした椅子を実物制作しています。

全員が同じ材料を使うことが条件です。完成したら自分で使う椅子。

廊下には、教員が実際に行っている設計のエスキスのプロセスが展示されています。

初めて自分で住宅をデザインしている1年生からの、「どうやって、かたちを決めていくんですか?」

という質問に対して、口で説明するよりも、実際の事例紹介のほうが早いと判断しました。

同じ平面図で、いかに多様なかたちを考えることができるか。の参考例として。

手描きのスケッチと、

コンピュータグラフィックスで描かれたパース。これらのパースは学生が制作。

教員と学生のコラボレーション・プロジェクト。授業ではないので、学生はアルバイトです。

教員達が実社会で日々格闘しながら行っている実際の活動を、ライブで学生に見せている理由は、

ここが、「建築家の学校」だからです。

3年生が取り組み始めた、「移動ミュージアム」。

作品を展示販売するための「屋台」をデザインし、実物制作するグループ課題。

カメラが入っているのは、某番組でドキュメンタリーとして放送されるので。

学生達は緊張するのかと思ってみていましたが、活発に意見を出し合って、デザイン案の方針を決めていきます。来週デザインを確定し、制作に入ります。

教員は見守っているだけ。

香港の珠海大学の建築学科の26名が訪問され、この場での講評会の実施。

セイカ教員が学生達の作品にコメントしていきます。

学部1年生で驚くほどの高いレベルの住宅作品があって驚きました。

このCHU HAU大学とは提携を結んだので、近い内にこちらからも訪問する予定です。

「1年次の建築設計教育はどのようにあるべきか。」

1年生の本人たちを前にして、教育の話題で盛り上がりました。

建築教育に関しては、国を超えた共通項は多々あり、教員達は毎年毎年、改善を考えて、課題の内容を試行錯誤していることが学生に伝わっていました。

 

後日、ブラジルからの建築学生達16名もセイカ建築に視察にやってきました。

遠い、地球の裏側から。

建築学科エントランスに、毎年出される「七夕飾り」。

 

「課題が無事に終わりますように」

「オープンジュリーが無事に終わりますように」

「ウルトラマンが3分以上頑張れますように」

「いっぱい寝たい。休みが欲しい」

「怒られませんように」

「学生が4年間しっかり勉強しますように」

「みんなが日々笑顔ですごせますように」

「おいしい焼肉が食べたい」

「We are happy!」

「何事もなく無事に日々を過ごせますように」などなど。。。

 

これらのセイカ建築のみんなの願いが届きますように。

 

 

「宝くじを買わなくても当たりますように」

 

これは無理です。

 

 

posted date 2019.07.12
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