お知らせ

back
Lighting Fixture

学生作品授業紹介

1

入学した1年生がはじめに取り組んだ作品制作の「建築設計基礎1」での3週間課題。身近にあるものを使用して照明器具をつくる。発表会の開催です。

2

吊り下げられた螺旋状のオブジェ。

4

光りました。

3

長里さんの作品。コーヒーフィルターです。タイトルは「DNA]。

螺旋状に動きを出した点、フィルターの重なりで光量にグラデーションが生まれている点など、美しい照明になりました。最優秀賞です。

6

スポンジのキューブに積み重ねて凹凸をつけた、「メラニンキューブ」。

7

幾何学のきれいな規則性を持ちながらも無数の光度をはらんだ美しさを持っています。優秀賞になった杉山さんの作品。

8

同じく優秀賞になった、杉原さんの「霜ばしライト」。素材は何かと思ったら、買い物で使うプラスティックバックです。

9

割り箸を組み合わせた、鈴木君の作品。虫が発想の出発点。動きのある規則性は、フランク・ロイド・ライトの照明器具を思い出させました。箸は固定されていなく支えあって自立しています。

13

何かと思ったら、タマネギの皮!。

14

表面の光、漏れ出る光。きれいな照明です。とてもタマネギの皮だけだとは思えません。入谷さんの作品。

 

15

タマゴの殻と毛のようなグラスファイバーと紙。少し材料種類が多いかも。

16

本体の光を取り巻く点の光。小林君の作品。ファイバーの配置に試行錯誤したことでしょう。

17

島君は、一日中、ティッシュを重ねていました。

18

雲のような、モアレのある光になりました。

21

コウさんは、牛乳パックです。高さや大きさを変えたパックを前後にずらせて配置。

22

そのまま街並み模型になっています。

23

ウムアベカさんは、木の葉です。このままの状態では観葉植物鉢になっています。

24

葉っぱ自体の厚さ、色、重なりで光るオブジェになりました。自然の物を幾何学的な球体に配置したバランスの良い作品です。

19 20

アイデアとして優れていたのは、澤井君のフィルムケースを使った照明。壁に固定するために吸盤があり、壁に押し付けたらスイッチが入って点灯するという作品です。

 

選んだ材料・素材の形態の特徴を読み取り、特性を理解した上での可能性を発見する。そして接合の仕方・組み方の方法を探るプロセスの中から美しいかたちと光を造形する課題でした。

1年生にとっては、小学生の時の図画工作、夏休みの宿題以来の工作になったことでしょう。

 

材料、形態、光。

 

建築デザインの基本となる、この3要素を考えて取り組みました。毎年行ってきた課題でしたが今年のレベルは高かったと思います。

 

posted date 2018.05.03
関連記事

twitter