お知らせ

back
建築学生ワークショップ比叡山

学生作品

1

日本全国の建築学科から学生が集まり、実物サイズの建築を提案するワークショップ。今年は、比叡山延暦寺が舞台です。東京大、東京理科大、早稲田大、首都大、神戸大、武蔵野美大、滋賀県立大などから学生がチームを組んで提案を行います。5月からスタートし、7月の中間発表会を経て、8月27日に公開プレゼンテーションを行います。場所は比叡山延暦寺。

2

セイカ建築からは、2年生の7名が参加しました。津田君のチームは、「移ろいの中で見えるもの」。木材とロープを使ったテンセグリティ構造のオブジェ。1250年の延暦寺の歴史の移ろいを表現。

IMG_5441 - コピー

3

清水君のチームは、「永劫回帰」。中央の石の重さが5つのフレームを自立させています。緊張感あふれる作品。フレーム自体はジョイントされておらず、テンションだけでもってます。荷重の分散、地面の抵抗力、フレームの位置と角度など、模型では検証できないので、現場でのインスタレーションでの制作です。面白い経験になったことでしょう。

4

田邊君のチームは、「円と縁」。球体を意識させる断片の集積。風で動く帆を囲むことで、内部に入ると淡い包まれ感を感じさせます。

IMG_5447 - コピー

5

IMG_5449 - コピー

三田村さんチームは、「諸行無常の支えあり」。パーツが組み合ってフォルムを形成しています。

1 - コピー

 

6

木下さんのチームは、「残したい場」。何を残すかというと、ぐるぐる螺旋状の壁を中に入っていくと中心部に椅子があり、

7

座ると見えるこの風景。自然の樹木、空、人工物である寺社建築のハーモニーを意識させるための建築。

10

澤岻さんのチームは、「終わらない場所」。竹と木材で卒塔婆を意識させるような建築です。

IMG_5444 - コピー

 

IMG_5440 - コピー

 

8

 

坂本さんチームは、「繋」。3寸角ヒノキを組み合わせて繋いでいます。

9

木材の仕口の刻みは自分たちでやったと聞いて感心しました。伝統的手法を用いて構造的に緊張感あふれるオブジェになっています。バランスが取れているという事の美しさを感じました。

 

5人×8チームで取り組んだこのワークショップは、普段異なる場所で学んでいる建築学生達が、大学や学年を超えて、同じテーマの建築を考え、実際に制作する極めて有意義な取り組みです。

主催者の皆様、延暦寺をはじめとした協力者の皆様、ありがとうございました。

 

学生達にとって、一生忘れない思い出になることは間違いありません。また、学生同志の繋がりも続いていくことでしょう。

 

posted date 2017.08.27
関連記事

twitter