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工作技法

学生作品授業紹介

柴田1

3年生の前期の月曜日には、家具などを制作する技術を身につける授業があります。木材と金属加工を学びながら、実際に自分がデザインしたものを作ります。今年のテーマは「自分の部屋に置く家具」。柴田さんは、鉄線を曲げた、しなる椅子と、ミシンかけ用のスツールを制作。

柴田2

金属の方は安定しません。緊張感が続く不安定さが良いのか悪いのか。スツールは丁寧な仕事で、引っ張り力を下部のひもで固定したエレガントな作品。

三輪

三輪君の椅子は側面に開けられた持ち運ぶための「穴」がポイント。

森

森君の椅子は縦ラインを強調したデザイン。線材のジョイントを辛抱強く作り込みました。結果、きれいですが、座れません。壊れるのが怖くて。

井上

井上君の寝椅子はリラックスできる角度を決めて制作。肘掛付き。背板の高さが低いので、必ずしも安定した姿勢を保つことはできません。

井上2

金属加工のポイントは、左右にスライドして、モノを乗せることが可能なこと。洗剤置きのようにも見えますが。。。

小川1

小川さんは、これもまた不安定なバルコニー壁にもたれかける椅子と、正座用の椅子。

小川2

角度を再度検討して、これから手を加えて、座りやすいものにバージョンアップしましょう。

ジュリエット1

ジュリエットさんは、四角のスチールフレームの上に座面・背板が一体になった木部を乗せるアイデア。素晴らしいことに、木部の角度は変化可能です。つまり、コルビジェがデザインした寝椅子、「シェーズロング」の小型版です。直交する細い線材には、彼女が日本建築から感じ取ったセンスが現れています。パリに持って帰らないのであれば、セイカ建築に置いて欲しいです。

 

さて、これで、各学年のすべての授業の発表会・ジュリーが終了しました。夏季休暇では、旅行したりバイトしたり、読書に没頭したり、などなど、学生達は自分の時間を楽しんで、後期に元気な姿を見せてくれる事を期待しています。

posted date 2016.08.02
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