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団地のリノベーション

授業紹介

3,4年生のスタジオ課題で、「団地のリノベーション」というインテリアデザインを行っています。京都市住宅供給公社とのコラボレーション事業です。6月2日は、第1ステップとして、学生作品の発表審査会が開催されました。

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会場は、河原町御池の地下街、ゼスト御池です。11時から6時まで展覧会。

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交通の要所であるため、通りすがりの一般の方を含めて、500名を超える人たちに興味を持って立ち止まって見ていただくことができました。気に入った作品にコメントを書いていただくこともお願いしました。5

そして、午後3時からは、公開での発表審査会を実施。普段は学内でのジュリー(公開審査会)ですが、今回は学外で、しかも一般の皆さまへの発表なので、学生達の緊張感が伝わってきます。

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多くの方達は立ったままで見学されており、恐縮しました。

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就活ならぬ、「土間活生活」というタイトルの濱田さんの作品は、3DKだった間取りを大胆に2分割し、土間空間とプライベートスペースを分ける案。

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12畳ほどの広さの土間スペースは、芸術専攻の学生が大きなキャンバスに絵を描いたり、地元の子ども達を集めて塾を開いたり、趣味の自転車のガレージにしたり、SOHOとして自分のオフィスに使ったりと、可能性が高い使い方を保証します。

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各自、パネルと模型を展示しました。

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最も多くのコメントをいただいたのは、卜部さんの「畳に集う」という作品。3分割された各部屋に一段上がった畳スペースが貫入し、それぞれの部屋の使い方に合わせた畳のあり方を提案。

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畳を入れた作品は他の学生も提案していました。若者が日本の畳文化を見直して、新しい使い方を開発してくれています。presentation board

卜部さんのインテリアパース。手描きで室内の使われ方がうまく表現されています。

 

13名+教員1名の発表を無事に終え、次は第2ステップに入ります。実際の空き住戸6戸分のリノベーション案を考え、実施設計をし、施工会社へ見積もり依頼+査定を経て、業者決定、着工、現場監理です。

竣工後には、セイカの学生が入居し、継続してリノベーションを自主的に行っていくという現実のプログラムです。地元の行事にも参加し、多世代共生の団地に再生することがミッションです。

地元住民様と住宅供給公社様からの期待を背負っているので、これからも気を抜くことはできません!

そして、翌日の新聞記事です。http://www.asahi.com/articles/ASJ5V6DNLJ5VPLZB01H.html

(H)

 

 

 

posted date 2016.06.04
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