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国際交流

学生作品授業紹介

California Polytechnic State University × 京都精華大学

California Polytechnic State University(以下 Cal Poly)で建築、ランドスケープ、都市計画を学んでいる学生が来学しました。

京都精華大学建築学科について簡単にCal Polyの学生に紹介し、本学の建築学科の学生4名が実際に彼らが取り組んでいる課題を英語でプレゼンしました。

 

大学院生、ヨウさん

先日の記事『京都ブランド発信建築』で紹介したグループ課題を発表。

模型を取り囲んで意見を交換しあっている様子。

4年生、塩崎真波さん

3年時に取り組んだ製作課題「建築との対話」の発表。

彼の模型やどのように考え設計に取り組んでいたかにとても興味津々の様子。

3年生、ジェイリン・タン・ユアンさん

2年生時の製作課題「新しい風景」の発表。

同じく3年生、ト・ニコール・アナンさん

現在取り組んでいる課題「子どもの非認知能力を育む家具+子どもに経験してほしい建築空間」の発表。

4人の発表にCal Polyの学生は、時折メモを取りながら、目を輝かせて楽しそうに熱心に耳を傾けていました。また、発表後は多くの学生から質問や意見が飛び交いました。

 

続いて、Cal Polyの紹介をしていただきました。

Cal Polyの学生の現在取り組んでいるグループワーク発表。

彼らが日本で見てきたもの、感じたことを踏まえて、人々の健康や生活を向上する建築、風景の提案を6つのグループが発表してくれました。

どのグループの発表もとても興味深く、最終的な提案がどんなものになるのかとても気になります。

お互いに紹介・発表を終えた後は、学内(当日は、オープンキャンパス)を一緒に見てまわりました。

初めは緊張していた様子も見受けられましたが、終始和やかな雰囲気で、建築はいとも簡単に言語の壁を飛び越え、共通言語となり、交流を深めていた様子が伺えました。

翌日の午後は、国立京都国際会議場を視察見学。特別に見学プログラムを組んでいただきました。会館様には深く感謝いたします。

Cal Polyの学生と教員26名、セイカ建築の学生と教員34名の合計60名。

メインホールで始めの挨拶をする川上先生。司会者から、突然降られての挨拶でした。

全体の床面積の70%は、共用ラウンジ、ロビーに使われています。世界各地から集まった人々の交流をねらいとされています。

日本を代表する現代建築だと痛感します。空間の連続性と柔らかさは、全ての場所で配慮されている、「間」のデザインに表れています。階段、床、手摺部分の材料と色彩の使い分け。あちこちで取られている、床と壁の接点(巾木部分)の曲面仕上げ。

天井高の変わる部分の、分節デザイン。

床と手摺壁の融合。

バルコニーでも、床と柱の間に、「間」となる部分を挿入し、床と柱双方の存在を美しく共存させています。

 

2時間以上におよんだ見学会を終え、精緻なデザインに囲まれ続けたので、おなか一杯になりました。

Cal Polyのみなさん、セイカ建築のみなさん。交流しながら、良い建築学習の時間を過ごすことができたと思います。

 

 

posted date 2024.06.11
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