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卒業制作 2023

特集学生作品

2023年度 卒業制作。

オープンジュリーを経て、展覧会です。

今年は会場を変えて愛智館にて。展示パネルも新設しました。

15ミリの強化ダンボール板を土台の木のブロックに挟みます。

上部を、I型、L型、T型の3種類の木製ジョイントで固定します。

紙と木。自然材料のシンプルな組み合わせ。セイカ建築オリジナル!

会場準備が90分で終了したことには驚きました。

 

最優秀賞を受賞した、リー ツーシェンさんの作品。

アート作品のような、遊具のような、わけのわからないものを、山の中に点在させ、楽しい散歩の中で、山の魅力を体験するという内容。

見たことのないオブジェの持つイメージ喚起力に圧倒されます。

 

優秀賞の、ジョウ コウテイさん。

琵琶湖湖畔の集落を丁寧に調査し、集落に固有な文化と建築の特性を拾い出し、さまざまな機能を持つ小屋や居場所を提案し、住民たちと観光客による活性化を狙いました。

 

スケッチも巧みで雰囲気を伝えています。

 

同じく優秀賞の、坂本野土花さん。

賑わいを持つ集合住宅を、壁の凹凸をつけることにって誕生させました。

壁の凹凸が、内部からと外部からの双方の行動を生み出しました。確かに「壁」は、必ずしも垂直でまっすぐである必要はありません。

 

清家沙耶さんは、街中に壁、床、台を設置することで、子どもたちの安全で楽しい場所を提案。

全部、自然木です。

 

清水美希さんは、豪雪地帯の集落に「屋根」を掛ける提案。既存の建築を部分的に屋根を架け、通路やたまり場を生み出します。また、屋根からおろした雪をエネルギー源として利用するエコロジカルな視点も付加しました。

 

チョウ ヤクカさんは、南半球ペルーのアマゾン川の水上スラム街のある、ベレンという貧しい地域に、動物保護センターを提案。

視野が世界を向いています。

 

チン キンテキさんは、駅舎とリサイクルセンター、ゴミ焼却場の複合施設を提案。

デコンスタイルを復活させました。懐かしいです。

 

 

そのほか、数々の力作が誕生しました。

 

さて、卒業です。

4年間の経験を生かして、セイカ建築卒業生として、たくましく生きていってくれることを信じています。

 

おつかれさまでした!

 

posted date 2024.02.15
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