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セルフビルドの姿勢と実践

授業紹介

セイカ建築では、自分たちに必要な家具や環境は、自分たち=セルフで、つくり=ビルドしています。

今年の「建築材料演習」の授業では、建築で使われる材料や加工方法を学んだうえで、学生たちが、共有スペース=建築フォーラムで使用する「テーブル」を制作しました。

テーブルの支えとなるフレームつくり。

の上に、脚=柱を固定。

多くの学生は、生まれてはじめて電動工具を使います。

女子も男子も全員で。

垂直、水平を確かめています。いわば、自主検査です。

完成したテーブルを、建築学科の学生が、建築学科の教室に納品し、建築学科の教員に検査を受けました。

このテーブルは市販価値でいえば1台5万円くらいでしょう。材料費は1万円程度。

大学経費の備品購入の節減になったことは事実ですが、それはどうでもいいこと、

学生のスキルアップになったことこそが大事です。

授業に参加した2年生学生の言葉。

「もう、なんでも家具は作れますよ!」

なんでも家具は、無理でしょうが、木を加工して「つくること」の楽しさと実感を経験できたと思います。

担当教員の三木さんと、助手の上野さん。ありがとうございました。

しかし、なにより大切なことは「自分たちでつくった家具」という価値です。

それは、100万円以上の価値を持つことです。

卒業した後で大学に帰ってきた機会に、「あ、あの時のテーブルあるかな!」と探して欲しいです。

これからもたくさんの後輩たちが使っていく、「財産」です。

また、自分が将来、自分のテーブルを作りたいという機会には、作り方を経験したので、自分で制作できるはずです。

 

震災や空き家問題が続く中、DIYの気軽さを、学生には身に着けて欲しいと思います。

 

 

自分と、自分の周りの人たちで生きていく力は、建築家の持つべき資質です。

学生の皆さん、おつかれさまでした。

 

 

 

 

posted date 2023.05.09
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