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2年生 1Q課題 講評会

学生作品授業紹介

こんにちは。

6月7日は、2年生第1クォーターの設計課題の講評会でした。

 

課題は、例年通り、「京都三条デザインハウス」です。

京都三条の賑わう街の中に、デザイナーたちが住みこみながら制作し、まちの人と溶け込むための場所を提案する課題です。

 

ゲスト講師は、大阪で活躍する若手建築家のOSTR太田翔さん。

 

 

全員、A1パネル4枚と、1/50の模型を準備して、発表の教室まで移動、準備をします。

今年も力作ぞろいです!

 

 

2年生全員が発表するため、与えられた少ない時間の中で、自分の作品について、説明をします。考えたことについてしっかり伝えるため、言葉を整理して発表に臨みました。

 

 

木下璃久さんの作品は、水平方向に風の抜ける空間をつくるため、水平なスラブで空間をつくりました。また、スラブに揺らぎを与えて、ずらしながら、テラスを配置し、周辺のみちを繋ぎました。

 

 

書川達也さんは、大きな屋根をかけて、景色を取り込みながら、気持ちの良い空間を提案しました。大屋根とヴォリュームの間に余白を取り、空気の流れを作っているのも見事です。

 

 

塩崎真波さんの作品。こちらは、自然界にも存在する六角柱の形状を連続させることで、空間をつくり、幾何学の構造システムで建築をつくりながらも、集落のような空間を形成しました。中に入って体験したくなります。

 

 

西村優さんは、スラブ間に、諸室のヴォリュームをずらしながら配置して、敷地の中に、立体的な路地を作りました。

 

諸条件をしっかりと解いて、図面を正確に描けています。内部を伝えるための空間体験としてのパースの模型写真が中の様子を伝えてくれます!

ピンクや紫、オレンジといった壁面の色彩も、ここを訪れる人たち、ここで過ごす人たちの気持ちを明るくしたいという、設計者の思いから、計画されています。

 

 

こちらは、谷明華さんの作品。

キューブ上の内部空間を、積み上げることで出来上がる外部空間が見事です。

キューブの開口部を大きく撮り、室内質外、屋内億外のつながりも意識しました。空間の抜けもとても良いです。
設計者の造形力を感じます。

 

 

岸瑞姫さんは、パブリックとプライベートを上手にわけながら、雲形の柔らかい床によって空間を作りました。テラスの空間が気持ちよさそうです。

 

 

龍野広夢さんは、周辺の三条河原のにぎわいをこの敷地の中に取り込もうとしました。
閉じた箱の空間からの脱却を目指し、ステージのようなテラス空間で人々が過ごせる建築を提案しました。

 

 

サイメイガンさんは、周辺の道から繋がるスロープ状の空間を層状に配置し、川の遊歩道や先斗町の通りを繋ぎました。それぞれスロープから様々な空間体験が生まれていて、それを断面模型で上手に表現しました。

 

 

松下ひなさんは、自転車の多いこのまちのデザインハウスとして、自転車ではいっていけるデザインハウスを提案しました。公共のみちが、そのまま建築の中に入り込んでいる画期的な提案です。

木屋町通をはじめとするこの周辺では、多くの駐輪場が見られます。その駐輪場は、駐輪場でしかないなにもない空き地なのですが、この計画では、駐輪場も楽しい場所にとって代わっています。都市に必要だけどなんでもない空き地と楽しい場所を融合させた建築。

自転車が走行できるスロープにそれぞれの空間を配置し、建築とたらしたその力量はさすがといったところです。

 

 

レイセツズイさんは、パブリックとプライベートな空間を、壁柱と高さをいかしながら、グラデーションで配置しました。この難しい課題を上手に計画している作品です。空間もとても魅力的です。

 

 

皆、それぞれ考えたことを、7週間で、ひとつの作品として完成させました。

お疲れさまでした。

 

 

 

最優秀賞は、

 

西村優さんでした。

 

おめでとうございます!

 

 

 

次の課題は、「まちの保育園」です。

 

引き続き、頑張りましょう。

posted date 2022.06.15
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