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サステナブルデザイン発表会

特集学生作品

1月から始まった、ドイツ デッサウ国際建築大学院との合同の建築ワークショップのタイトルは、「Tiny Urban Green」。都市の中の小さな場所をサステナブルな社会をつくるためにデザインする、という内容に取り組みました。

期間中では双方の作品は常時、マインドマップのMIROにアップしておき、ドイツと京都との学生同士の情報を交換しました。

3時間以上かけて、ドイツと京都から交互に発表し、講評を受けました。

ZOOMに双方の学生達と教員、100名以上が入って。

KYOTO FLOATING GREEN は.大学院1年のグレディス、3年生のシン、徳高、2年生の清家、ヨウさんのグループです。駐車場、石庭、映像装置、庭園を重層させた建築の提案。

セイカのグループは、3つの学年の学生が混成されたチーム編成です。

学年を混成している理由は、上級生が下級生に教えるため、下級生が上級生から学ぶため。セイカ建築の理想は教員は見ているだけのコーチ役で(MITでのミースの教育方針みたいですね)、日常生活では学年を越えた学生同士で学びあって欲しいからです。

マクドナルドの屋内子ども遊び場を、屋外に持ち出しました。巨大なハンバーガー遊具。

休憩所・バス停の屋根をステージにした、自転車駐輪場の提案。

都市のツリーハウス。樹木を中心にした立体的な休憩所。

先斗町の路地への提案。

神社境内の既存の樹木を活かしつつ、散策路をつくる提案。

 

などなど、セイカ建築からは、80名で16グループ、デッサウからは、36名18グループの発表でした。

当然、英語での講評会でしたが、学生達はしっかりと発表することができ、頼もしく思いました。今回のワークショップ途中の中間発表会では、複数のグループが学生同士でお互いに意見を伝える機会もありました。そこでも英語です。

このワークショップは内容的にも世界各地の都市の様子を知り、その場で提案される様々なデザイン案を見て、国際的にサステナブルデザインを考える良い勉強になったと思います。

 

 

サステナブルデザインは、今日では必須として考えるべき、デザインの大前提です。

エコノミーとエコロジー。言葉としては、ラテン語の「オイコス」なので同源ではありますが、そのバランスを持つことは大変重要なことです。同時に、難しい問題でもあります。

 

今年度の客員教授の建築家、ペーター・ルーゲ先生はじめ現地スタッフの皆様に、ワークショップが実現できたことを感謝します。ありがとうございました。

 

来年は、ドイツ・デッサウのバウハウス校舎でのワークショップを実現させたいものです。近代建築の親であるバウハウスの宿舎に宿泊し、バウハウス建築でワークショップを行う贅沢な時間を学生と共にしたいです。

 

一方では、今年の10月にはアメリカのオーバイン大学建築学科の学生達がセイカ建築に来学され、両校で一緒に合同建築ワークショップを実施する予定です。

忙しいことです。

posted date 2022.02.05
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