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オープンジュリー 4年生

学生作品授業紹介

4年生前期オープンジュリー。参加教員13名、ゲスト3名。建築家の阿曽芙美さん、アメリカからオーバイン大学のkim 先生とchristian 建築学科長先生が参加しました。

午前中の審査、投票を終えて、例によって昼食会+意見交換会。

最多得票を得たのは、木下さん。自分の故郷の村への提案です。

敷地2か所に、それぞれの場所性を生かした地域住民と来訪者のための建築。

「道祖神」から発想を得た造形です。閉鎖性と解放性が同居した内部空間、外部空間は共に魅力的です。

OLA Daves君は、東北震災地を訪ねてショックを受け、被災地への建築提案を行いました。

既存の記念碑も含めて、山から海へ数か所に建築を点在させた提案です。

各パビリオンの共通点は、それぞれの建築の最高高さが津波の高さになっている事です。

それによって、それぞれの場所で、襲ってきた津波の高さを実感できる事ができます。

山本君は、これからの住まい方について、究極のシェアハウス、住居すべてがシェアできる建築の提案です。

最低限の家財のみを残し、あとの部分を自分以外の人に開放する。

という事が可能になれば、地域社会の在り方も変わることでしょう。

提中さんは、公園の中のギャラリーと住宅。

連続する帯で結びながらもプライバシーを確保し、パブリックとプライベートを揺らがせた配置、空間計画を提案しました。

 

 

その他にも数多くの新しい世界を垣間見るような作品が発表されました。

 

セイカ建築は、卒業制作は後期から始まります。前期の課題で考え、挑戦した建築的事象の延長線上にあるかどうかは各自異なります。

 

夏季休暇にしっかりと充電して、後期も引き続き、新しい世界の構想に挑戦し続けて欲しいと思います。

posted date 2019.07.30
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