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トーマス・ダニエル先生ワークショップ

特集授業紹介

2018年度の学内国際建築ワークショップは、客員教授のトーマス・ダニエル先生が指導しました。

テーマは「デジタル起絵図」

キュービックな形態をデジタル加工していき、新しい空間をつくる。という内容です。

まずは、トム先生の今までの建築設計活動と、マカオ大学で建築を教えられてきた教育内容の紹介。そして、課題の説明。

1年生から大学院生までの混成チームで取り組みます。縦軸の交流と学びの機会です。

このワークショップ期間は午後の建築実技系科目は、すべて制作作業になります。

作品の発表会。

図面表記も日本語に加えて、英語も。

3次元のコンピューター内につくられた空間を、パーツごとに切り出して模型制作。

発表、質疑応答は英語です。

見たこともないような、空間が誕生しています。

「人が中に入って使う事」以外の機能は指定されていません。

組みあがった空間を体験してみて、「何に使うことができるか」後から考えていきます。

 

普段の課題にはない、造形から建築空間を生み出し、それを考えるトレーニング。

 

現在、世の中の建築学科では実務者養成機関としての役割を担わされていて、社会連携や現実社会問題解決としての教育が優先され、純粋な空間芸術としての建築の可能性を探求する場面が少なくなりつつあります。本来、芸術であるべき建築に、さまざまなものがぶら下がっている状態です。

学生たちには、すべてを「役に立つ事」へ収束するのではなく、無用の用も学んで欲しいと思います。建築が持つ見たこともない可能性と、現実社会問題解決のバランスを取ることを身に着けて欲しいと思います。

雨あがりのアスファルトの水たまりの中に、青い空が写っているように。

 

欲張りですが、それが自立した自由人、「建築家」を育てることにつながっていくと確信しています。

 

全学年の接点機会でもありますが、形態と機能と構造の接点を探る機会にもなりました。

 

posted date 2019.04.09
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