授業紹介その他

こんにちは!

先日、一年生の設計基礎実習／第二課題のジュリーを行いました。

『figure by paper』

形態の特徴を読み取り、面で構成してカタチを創り出す、という内容の課題です。

平面的な紙から立体的な動物や虫などの生物を、切る、折る、ひねる、差し込むなどしてカタチを創り出します。

前川さんは、鶏を創りました。

紙の一部に切込みを入れ帯状にし、編む、巻くなどをして立体的に構成しました。

胴体の丸みを抽出し、尾羽を誇張したカタチで鶏らしさが表現されています。

松下さんは、蛇を創りました。

紙を折り、筒状の空間を与えて胴体を創りました。

折ることで鱗の表現と構造体としての強度を出し、それによって首を持ち上げることが出来、迫力も演出しています。

とぐろを巻いた状態にも、真っ直ぐに伸ばした状態にも出来ます。

水谷さんは、犬鷲を創りました。

純粋に一枚の紙を折ることで構成し、強度を出すことで翼を大きく広げた状態で創ることが出来ました。

圧巻の迫力です。

立体的な生物をどのように平面から立ち上がらせるのか。

対象物を忠実的に、もしくは抽象的に表現するのか。

どのような手法で構成するのか。

どうすれば魅力的になるのか。

沢山の試行錯誤を経て創り出された作品たちは、様々な表現方法があり楽しいジュリーとなりました。

第三課題は設計課題になります。

初めての設計課題ですが、今までの課題で学んだことも活かしながら空間を作り出してください。