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2年生 オープンジュリー

学生作品授業紹介

2年生の後期は、「想像力によって世界を拡張する」

新しい風景として、風景に人工物を挿入したコラージュを3つ作成しました。

学生同士での投票を行い、視点の多様さを実感した上で、最終ジュリーは、教員による投票で発表者が決まります。今回はゲストジュアラー含めて13名で投票を実施。

コロナのため、会場には発表者のみが集まり、他の学生は別教室で視聴。

11票を獲得した清水君。街中にリングを挿入したイメージを建築にしました。機能は集合住宅と図書館。

10票を獲得した奥田君。烏丸御池通りに本を挿入しました。図面は原則手描きです。

襞の間の空間が面白い、高さ31Mの案。

3位は、松村君と坂田君

松村君は、街中にネットを。

坂田君は、亀裂を建築で作り、集合住宅と公園、茶室を提案。ルーチョ・フォンタナ作品と外科手術風景の間に建築が位置づけられているようです。

徳嵩さんは、やかんの注ぎ口を建築に。外観を生かした内部空間。

今野君は、スケートボードのパーツを川に挿入した集合住宅。川の上でキャンプするように生活する。

石井さんは、二条城にコピー機を。

 

人工物が持つ形態の特徴を生かして、風景を異化する。そして、それを人間が使う建築として成立するように、構造、機能、社会的な意義を与える。

ありえないバカバカしさから、リアルな世界までの道程。

 

この課題は3年目になりますが、来年から始まるスタジオ活動に向けた、建築基礎デザイン力のまとめとして位置付けています。

 

ゲストに来ていただいた建築家の木村様からは、「建築は理性でつくられるものだが、この課題は野生のトレーニング」との言葉をいただきました。かなりの力技作業でしたが、この野生力を身に着ける課題をやりきった経験をこれから生かして欲しいと思います。

 

 

当日の録画記録です。150分。

 

posted date 2021.01.25
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