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鞍馬山イベント

学生作品授業紹介その他

台風被害を受けた鞍馬山の木をテーマとしたイベントが開催されました。

会場は、現在、鉄道が不通になり休館している、叡山電鉄の鞍馬駅です。

建築的にも歴史的価値を持つ場所を使わせていただきました。

オープニングセレモニーで、学生代表挨拶をした3年生の高橋君。

学生達がデザインし、自分で実物制作した「椅子」を展示しました。

それぞれにコンセプトがあり、世の中にはない椅子の発表です。

来ていただいた方へ実際に座っていただきながら、説明する学生たち。

授業担当の松本先生がデザインした長椅子も展示。教員も学生と一緒に同じ課題を考えて、指導しながら自分の作品も制作します。

学生たちは同級生の作品からの刺激もありますが、教員からの机上での指導に加えて、教員自身の実作の作品からも学ぶ=建築家教育を受けることになっています。

セイカ建築学科、設立以来の伝統です。

当日は2つの子どもワークショップを開催。

最初は、北稜高校の生徒さんたち主宰の、木のブロックでつくる秘密基地。

自分の背より高い高さまで組み上げています。

逆に、地面で「鉄道の線路」をつくる子どももいます。今回のイベントで多大な協力をいただいた、叡山電鉄さまへの敬意が表されているようです。

椅子をつくった子どもたちもいました。2種類のパーツだけで、背もたれができるとは思ってもいませんでした。子どもたちの持つ創造力にあらためて感心しました。

 

平行してスタートした、セイカ建築主宰の、小さな木で作る工作ワークショップ。

準備された材料。小さな木。1000個。

小物入れ、くらいを想定していましたが、「家」ができています。ソファーなどの家具も制作されてます。

 

穴に丸棒をリズミカルに通して。

電車。家に持ち帰り、屋根をつくるそうです。

今回のイベントで多大な協力をいただいた、叡山電鉄さまへの敬意が表されているようです。again !

 

 

自分で考えて、自分で作った経験を忘れて欲しくはありませんし、忘れないことでしょう。

朝から参加してくれた学生たち、先生方、おつかれさまでした。

 

 

 

今週の母校訪問に来てくれた卒業生は、

 

クメコさん、松井さん、浅野君。変わりはなく嬉しく思いましたが、外観・風貌には、大人への変化を見ました。確実に成長されています。

後輩へのたくさんの差し入れを持参。

かつ、4年生たちへ卒業制作のアドバイスしている風景を見ていると、毎日、卒業生が来てくれて、教員達はその風景を見ているだけになればいいのにな、と思います。

 

大学は、採用基準を満たした教員が、教育を担当することになっています。

ですが、世の中の教育の基礎は「学問的知識」だけではありません。

現に、大学教員の僕は、今日は「子どもたち」から、多くのことを教わりました。

 

 

皆さま、ありがとうございます。

 

 

posted date 2020.12.12
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