学生作品授業紹介
2年生のオープンジュリー。ゲストジュアラーは、建築家の玉置順さん。久しぶりの来学です。近畿大学建築学科でも学生を指導されていますが、そちらは1学年300人、セイカ建築は1学年30人なので、規模としては10分の1になりますが、少人数教育を生かした中身で勝負です。
課題は2つあり、1つは「極端な自然環境における都市・建築」。想像力・構想力を磨かなければ表現することのできない難しい課題。
秋保君は海面が上がった神戸の都市のドローイング。
宮地さんは、雲の上まで伸びるタワー。部分が回転したり、移動したりする1つの都市です。見たこともない建築の姿を提案してくれました。その新しい可能性が評価され、ゲストの玉置賞を受賞。
上村君も、水位が60M上がった神戸の都市について、懸けづくりによる建築・都市を提案。
もう1つの課題は「極端な人間関係における都市・建築」。サラエボに建つ、異なる宗教の人々が集い、住む建築。炭を割って制作したコンセプトモデル。迫力があります。秋保君作品。
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真鍋さんは、京都の東寺の横の敷地に、異なる宗教を持つ人が集う建築。キリスト、イスラム、仏教の信徒が集まるという設定。この作品は先週のプレ・ジュリーの指導を受けて、1週間で作り直したもの。
「極端な状況における都市・建築」。
2年生の最後に、この超難解な課題に挑んで想像力を鍛えた後で、春からはスタジオに分かれて、さらに建築を学びます。