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サテライトキャンパス

学生作品授業紹介

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2年生前期第1課題は、「サテライトキャンパス」。セイカ大学が街中にサテライトの場所をつくるとしたら、という設定の設計課題です。

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中島さんは、大階段をつくって、通りと街に開かれた作品を制作。階段登った先の場所と逆に道路がステージになります。半地下のフロアーには階段の蹴上部分から光を落としています。

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福岡君は、A1サイズ4枚のパネルに形態や内部空間を表現しました。

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この非日常的な建築。

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白い外観は、時間の経過と共に緑化していく提案。内部のフロア構成、構造体などの制作プロセスもまとめきった力作になりました。

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橋本君の作品は、傾斜した外壁面。奥の庭が透けて見えるため、中に入りやすい、開かれた1階になっています。

建築が通りに面する「1階は公共空間である」。あちこちで言われ始めていますが、それを具体的に実現した案です。

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佐々木さんは、うねった路地を引き込みました。

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各フロアがずれて重なることで、渓谷のような空間が生まれています。窓の配置も機能と人の動きによって考えられています。

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小山さんは、道路側を円形に。

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敷地写真にコラージュ。既存は駐車場なので、その痕跡を残しています。街の歴史の記憶として意図的にです。  たぶん。

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小倉さんは、階段状の地形として空間を構成しました。天井も階段状になっている動きのある空間が生まれています。

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奥森君は、すべて外部空間を提案。上からの光の入れ方を工夫した作品。空間をつくるのに、レートフェルトのシュレーダー邸の間仕切り方法を参考にしてはどうか、とのアドバイスがなされました。

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川井さんの断面図。箱が重なりながらの空間構成です。やはり、断面図が面白くないと、実際の空間も面白くなりません。

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ズバッ、と明快に2つの箱に分割した、沖君の作品。大事な「壁」の決め方に、さらなるスタディが必要です。

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シンボリックなファサード。円形空間の内部は、地域社会にも開かれた休憩スペース。

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天井を取ってみると、さまざまな空間が詰め込まれています。

ゲストジュアラーの門内輝行先生からは、今回作品の中で、唯一、人間の身体空間や行動空間から組み立てられた作品である、との高い評価をいただきました。アムステルダムにある「こどもの家」を見てみなさい。とのアドバイスもいただきました。

自分の頭の中で、すべての場所の空間イメージを持って制作した天野さんにとって、嬉しいねぎらいの言葉になったと思います。

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竹中君の作品、「工房に囲まれて」。斜めのラインが奥行を強調しています。

 

さて、昨年後期に行った、集合住宅、地中博物館に続いて、今回は建築の持つ公共性や、都市環境とのつながり方も考える課題でした。

 

最終講評として、門内先生から、建築を考える際には3つの大事な事があるという話がありました。

1.自分がつくった建築の意味、価値を考えること。

2.建築を「外」の条件から考えること。

3.建築を「内」から考えること。

その3つを行ったり来たりしながら、進めていくことが大事。

 

2年生の学生たちは全員、この3つの大事な事を理解してくれたことと思いますので、次回の制作も期待したいと思います。

 

posted date 2018.05.25
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