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1年生の紙造形

学生作品

形態をレイヤーに分割して表現する=形態を断面で表現する。鈴木一希君の作品「ハト」。

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今年も実施しました。恒例の1年生の紙造形課題。生き物を紙でつくります。

「アルマジロ」は阿戸さんの作品。台形に折り込むことで、3次元曲面をつくりました。

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入谷さんの「バッタ」。脚に制作への執念を感じます。

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「セミの脱皮」は、木村さんの作品。セミの顔が良く表現されています。セミだけでもいいのに、抜け殻に魅かれたようです。

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遠吠えする「オオカミ」。清水稔紀君の作品。1枚の紙から切り出したことがわかります。

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優秀賞には選ばれませんでしたが、下から差し込んだ紙を折って、らせん状の角をつくった、杉原さんの、「マーコール」。ヤギの一種だそうです。この角の折り込みは実は大変な努力です。

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「スワン」。杉山さんは、細く切った紙を柔らかく曲げたり束ねたりして制作。女性の髪結いを見ているようです。

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立川君の「センザンコウ」。鎧のような表情が丁寧に作りこまれています。

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「エリマキトカゲ」は長里さん。2足で自立したらよりベターでした。

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古川くんは、2枚の紙で「トラ」を制作。

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今年の1年生は、全体的に説明パネルも丁寧に仕上げています。

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平岡さんの「クラゲ」。全長4メートル以上もありました。

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三澤君の鹿。タイトルは「視線の先」。ポエティックです。

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最優秀賞となった、「鷹」。安井友哉君の作品です。折っているだけなのに、ボリュームをうまく創り出しました。

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コウさんは、「鳳凰」。伝説上の動物をつくるのは難しいのですが、丁寧な仕事です。

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モウ君の「百足」。驚くべきことに、余白を折ることで、百足に高低差が生まれて、うねって動いて見えるように工夫されています。ランドスケープと建築の関係を見ているようです。

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チン君の「サソリ」。故意にかどうかはわかりませんが、ラフに仕上げていることが見る人の想像力をかきたててくれます。

 

この課題を聞いて、過去の先輩作品を見た時には、多くの1年生からは、「絶対できない!無理!」という声が聞こえてきましたが、結果的には全員が完成させました。「できない」と思っていた事が、「できてしまった」事の経験はこれからの彼らにとって、大きな自信になることでしょう。

 

毎年、素晴らしい作品を見る事ができている事、感心する作品が生まれている結果は、教員や先輩からのアドバイスもあるでしょうが、やはり、学生たち個人個人の制作への執着と、時間を惜しまない努力以外のなにものでもありません。

また、1人の欠席者もなく44名が参加して、全員が作品を提出したことは、本当に素晴らしいことだと思います。

このような難しい課題にもかかわらず、1人もリタイヤしていないのは、学年全体で支え合っているような雰囲気の結果なのでしょう。

 

入学して以降、2つの課題制作を経て、いよいよ前期仕上げの第3課題が始まります。

 

posted date 2018.05.19
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