授業紹介

今週から、３年生が１年生へ、設計課題作品制作へのアドバイスを始めました。

授業の隙間の１コマを使って、１年生実習室に毎週、出張訪問します。

２つのテーブルに分かれて、１人づつ行うデスククリットの順番が来るまでの待ち時間は各自作業なので、その間に相談に乗ります。担当グループのデスククリットの順番が来たら、学生や教員と一緒にテーブルを囲んで、教員からのアドバイスにも耳を傾けます。

２年前に彼らが実際に行った課題なので、懐かしくもあることでしょう。

３年生はそれぞれ２名でチームを作り、４人を担当します。今年の１年生は倍の人数くらいいるためです。

なかば半強制的な縦の関係の構築が目的ですので、単位はありません。ＴＡとしての報酬もありません。そのかわり、義務ではありません。参加する３年生の数はこれから減っていくかもしれませんが、数人でも残ってくれたら十分だと思います。

３年生は、後輩へのアドバイスを考えること、一緒に悩むことを通じて、建築をさらに深めてもらいたいし、１年生はどんどん先輩から吸収して欲しいという願いからの教育的な作戦です。

教員がいなくても、学生同志で学年を越えて学び合っている。そんな建築コースをつくりたいものです。