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一坪茶室プロジェクト

学生作品授業紹介

葉山スタジオ前期3,4年生共通の第一課題は、「一坪茶室」。

10月に開催される「京都お茶の博覧会」出展に向けて、1:1の本物の建築1をつくるプロジェクトです。

構想はじめて1ケ月。スタジオジュリーのゲスト講師は、建築家の石田えりさん。

 

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稲葉さんのアイデアは、不透明スクーリーンを通したモノのシルエットで空間の奥行を演出する案。

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卜部さんのアイデアは、ユニット化された2次元平面を折り畳み、差し込んで3次元空間を生成する案。花びらのようです。

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栗栖君の案は、構成された面の各所に、その場所にふさわしい視線の抜け方、室礼を行うアイデア。

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柴田さんのアイデアは「壁」。人を誘導し、家具にも目隠しにものなる壁の提案。内側から、外側から、それぞれ機能が異なる2面性を持つ壁です。

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田中さんのアイデアは、大胆にも340個のパーツが回転することで、動線や機能が生まれる空間。

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三輪君のアイデアの柱は、「階段」。ゲストとホストのアプローチが向かい合って、廻り込みながら階段を上り、上の場所で合流します。双方の視線の移動もテーマです。

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森君のアイデアは、フレームから吊り下げられた布に機能が組み込まれた案。座ったり、置いたり。柔らかな空間になることでしょう。

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浅野君の作品は、オーソドックスな茶室に、衝立式スクリーンを組み合わせたもの。動きが楽しそうです。

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上垣さんのアイデアは、フレームから柔らかな布で空間を仕切る案。スクリーンは2方向なので方向性が生まれています。

13内田さんの案は、大きさの異なるフレームの組積構造。フレームの隙間から木漏れ日のように入ってくる光が大事な要素になっています。

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窪内さんのアイデアは、シンプルに縄を巻きつけただけの空間形成。わびさびの演出です。縄をこじ開けて入る動作も躙り口の継承なのでしょう。

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菅原さんの案は不定形可動ユニット組み合わせ自立タイプのスクリーンで構成された空間。ユニットが可動することで、視線の抜け、動線、光の取り入れ方のバリエーションが生まれています。

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藤惠さんのアイデアは、グラデーションスクリーンで構成された空間。卍型で組まれているので、人の動きを誘発しています。

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向出さんは、見たことのないような外観。

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内部の座面の形から上部へ伸びていく壁を積層してつくるアイデア。繭の中のような感じなのでしょうか。中に入ってみたい気持ちになります。

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高床式の山根君のアイデア。1畳の高床へ向けてある意味神聖さが感じられるもの。床の高さの違いは、視線の高さの違いにつながります。

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渡邉さんのシンプルなアイデア。天井高さの違いと、上部からのスリット光、天井からの垂れ壁で、空間性を間仕切ります。

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とても魅力的な内部空間になりそうです。

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リュウさんは、平面を明快に2分割し、動線と座面を分け、壁の2面を半透明なアートにした案。植物のかたちから切り取られた透明な部分からは外部の風景が入りこみます。

 

さて、今回は学生各自が独自に考える「小さな空間」をつくりました。

 

これからは、このプロジェクトのクライアントである、精華町(本学と学術提携を行っている府内市町村)の意向をヒアリングし、精華町と精華大学建築学科のコラボレーションとして、実物茶室の構想をスタートします。ちなみに精華町の目ぬき通りの名前は「精華大通り」です。僕はこれを、「精華大 どおり」と呼んだのですが、本当は、「精華 おおどおり」だそうです。

 

 

発表が終わった後は、気分転換に街中にくり出して食事会。その後は、建築学科スタジオ対抗ボーリング大会が行われました。どのスタジオが勝ったのか、誰のスコアが高かったのか。

 

それは成績には影響することはありませんが。。。

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posted date 2017.05.16
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