学生作品授業紹介

2016年度前期の３，４年生　オープンジュリー。開始時点の学生実習室は戦場の様相です。

今回のゲストは、建築家であり近畿大学教授の小川晋一さんと客員教授のフランク・サラマさん。前期は３，４年生をミックスにして選考が行われ、講評を受けます。選出されたのは、４年生５名、３年生７名、加えてパリからの交換留学生３名でした。

最優賞となった、真鍋さんの作品。

犬島に「抜け」をつくる建築計画。

巨大な岩のような建築が海水浴の人々を迎え入れます。

最高得票数を集めた、4年生の上村君。「最少曲面」をテーマにした、安定したデザインで、作業量も群を抜いていました。

フランク賞となった、和久田さん。棚で空間を間仕切るインテリアデザイン。

小川賞は、濱田さん。

住戸の半分を土間にしてしまう大胆かつミニマムなデザインです。

学生の作品を前にして、教員同士の建築に関する議論も熱く交わされて、充実した時間でした。

新井スタジオは、「動く」建築。鈴木スタジオは、「ふたつの世界（3年生）、本の中の世界（４年生）」、葉山スタジオは、「公社住戸のリノベーション」。テーマもスケールも自由度も違いますが、建築と空間の新しい可能性を模索している点は共通です。