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日常風景の建築空間化

学生作品授業紹介

遠隔授業が始まっている中で、自宅で空間を発見する課題に取り組みました。身の回りの風景を、建築的空間を持つ風景としてとらえ直してみる。

一人50枚のA4シートで提出。70名いるので、3500枚の建築的風景が提出されました。

発表講評会として一同に展示したいところですが、3500枚なので思案中です。

人間模型のサイズに小さくなった自分が体験して、どのように感じるか。

その空間性を言葉で表すとどのような空間表現になるのか。

学生達は、皆、楽しんでくれました。

 

この経験を、これからの作品制作、社会に出てからの「建築空間を楽しむ姿勢」に生かして欲しいと思います。

 

遠隔授業での実技指導。もどかしい場面も多々あります。

 

ミースは、MITで学生作品の指導をする時に、学生の制作状況を見て回りながら、学生に語り掛けて指導しましたが、中には何も言われなかった学生もいたと言われています。

言葉での指導をしないという指導。

何も言われなかった学生は「どうして自分は何も言われなかったのか」を考える授業。

「遠隔授業で求められる丁寧さと準備の周到さ」と、

「何も話さない指導」

2つのスタンスの距離が近くなれば、新しい建築教育になるのかな。

と思います。

 

以下、3年生葉山スタジオ学生12名の内、3名の提出物のダイジェスト版です。実際は12名×50枚で600枚の身近な、かつ面白い建築的風景を見せてくれました。

posted date 2020.05.14
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