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1年生 後期オープンジュリー

学生作品授業紹介

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1年生オープンジュリーの設計課題は、「地中美術館」。内部空間をデザインする力を鍛えます。

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最高得票数を得た、安田君は、「雑草」を展示する美術館。

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ゆがんだグリッドの隙間から雑草が生えてくるというもの。先週のプレ・ジュリーで指摘を受けたアドバイスで1週間で図面と模型を作り直しました。主人公の「雑草」が表現されていない点が残念でした。

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稲葉さんは、「光の色」の美術館。確かに色のついた空間には魅力があります。

4

鈴木君は、「映像」がテーマ。映像だからといって、フィルムの形を使うことは直截すぎる、との批評。ただし、造形として見ると面白い形なので、この形が建築として成立することを、しつこく、かつ丁寧に考えなければなりません。P1060938 - コピー

マチヤマさんは、「樹の根っこ」美術館。通路の壁から根っこが出ていたり、根っこの内部に入り込んだような空間を提案。土の中に入り込んだような空間は、確かに面白いでしょうが、その仕掛けのあり方によってはディズニーランドにならないように、との批評。

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野原さんは、「ファッション」。大階段空間とガラスの光筒を特長としますが、単調な階段のデザインについて、デザイン再考を求められました。まずは世界中にある、すぐれた階段を勉強するように。

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田中さんの、「地中生物(土の中の虫)」が生きたそのままに展示されているという案。メッシュ内に柔らかな土が入っていて、そこに生きる虫を見て歩きます。メッシュ土は床であり、天井にもなっています。意外に面白く新しい空間になる可能性もあります。

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最後、卜部さんは、さまざまな空間を体験する美術館。大きさや光の量、空間の仕上げ材料が異なる空間を体験していくストーリー。やりたい要素が多すぎるので、絞り込んでデザインするようにしましょう。ただし、この作品を制作するいる中で、本人が考え、感じた空間の質は、これから設計する時の武器として活用してほしい、とのアドバイスを受けました。

さて、これで1年間も終わりです。程度の個人差はあるでしょうが、建築の面白さ、大変さを身をもって認識してもらえたことだと思います。

 

 

 

posted date 2015.01.17
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