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京都の伝統建築を学ぶ

授業紹介

伝統建築を巡る 平成28年度 特別見学会-「知ってもらいたい京都に残る名建築を尋ねる」

後期授業が始まりました。第一回は、世界遺産の仁和寺です。まずは、御殿を見学しました。宸殿の天井は、京都御所の紫宸殿と同じく折り上げ格天井。

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折り上げてある理由は、格式もさることながら、四隅の曲面部分が音響効果と地震への耐震強度の役も果たしている、との説明を受け、学生達は大きく納得しました。

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一般公開されていない、重要文化財の「遼廓亭(りょうかくてい)」。

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住職様から説明を受けます。尾形光琳の屋敷から移築された茶室。

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茶席は「我前庵」と呼ばれる、二畳半台目。言葉が出ないほどに素晴らしい空間。

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侘び寂びの世界を体験した学生たちは、どう感じたのでしょう。いつまで見ていても飽きることのない、空間に引き込まれる奥の深さです。

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軒先は竹の垂木。繊細さが今でも伝わります。

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独特で不思議で不自然なこけら葺きの屋根の形は、授業担当の才門先生の解説によれば、いくつかの建築を寄せ集めた結果ではないか、との分析でした。材料の数を寄せるだけでなく、建築の数さえも寄せ集めた数寄屋建築。軒樋は、茶事ごとに青竹に取り換えるとの事。

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続いては、「飛濤亭(ひとうてい)」。同じく重要文化財です。1800年頃の、当時の京都の田舎家を模した建築です。住職さまが説明されているのは、軒先角の曲がり木は、構造的に必要かどうか、という議論です。

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茶席では、3種類の天井形式が守られています。土壁の貫部分の色が変わっていてアクセントになっています。

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桃色がかった土壁、すさの模様、下地窓などを見て数寄屋建築の極意を学びました。%ef%bc%94

苔むす境内を散策しながら、建築が経てきた300年の時間に思いを馳せ、伝統建築の魅力を感じました。本当に奥が深いです。次回は苔寺です。

 

posted date 2016.10.25
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