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都市計画を学ぶ高校生

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金曜日は、舞鶴市の西舞鶴高校で、都市計画の授業に参加しました。

2年生 39人が参加して2時間。

舞鶴市都市計画の方からの説明を経て、

紙芝居形式で、舞鶴市の都市計画の話を説明。

欧米の義務教育では必ず都市計画や建築の話を学びますが、残念ながら日本では浸透していません。したがって、日本の多くの大人は都市計画のルールを知りません。

この現状を打開すべく、セイカ建築は子どもへの都市計画や建築の教育を進めていきたいと考えています。

昨年度、舞鶴市から委託を受けて、子ども向け(=子どもから高齢者まで向け)の都市計画ガイドブックを作成しました。現在はβ版で、より理解しやすいように内容の試行錯誤を重ねています。

お話は、自宅の横に工場を建てようと思った家族が、建てられないことを知る事から、始まります。

この冊子の紙面デザイン、キャラクターデザインを担当してくれたのは、ビジュアルデザイン学科の3年生、佐藤さんと高田さんです。

引き続き、駅の横にある空き地に「何を建てたらいいか」を考えるワークショップが続きます。今まで多くの高校に出向いてきましたが、一番活発に議論がなされていて驚きました。

 

グループで案をまとめて発表。

屋内で遊べる場所にする→子どもが遊べる→維持費がかかる→イベント会場にする。

提案する建築の良い効果を考えるだけでなく、問題点とその対策まで考えます。

 

終了後に、「都市計画わかったひと!!」の問いかけに、参加したほとんどの生徒たちが手をあげてくれたので安心しました。

自分が住んでいる場所、環境を大事に思い、まちづくりを考える習慣、まちづくりに参加する習慣は、人口減少時代に入った現在、市民としての必須条件になっています。都市計画は役所にお任せする時代ではなく、住民である自分たちで考えて決めていく時代になっています。

 

「出前授業」

お呼びがあれば、日本全国どこへでも出かけて行きたいと思います。

それは、セイカ建築の広報活動ではなく、日本中の小・中・高校生たちに、建築の魅力を伝えるためです。

そしてそれは、「建築家の学校」の使命です。

 

posted date 2019.05.26
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