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子ども建築デザイン教室

その他

セイカ建築の学生達は、子ども達に建築デザインを教えています。学生ではなく、「先生」と呼ばれる一日です。

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アドバイスする3年生。世界のドア、世界の窓を紹介した資料を見ながら考えます。

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この日のテーマは、「ティッシュボックスの町」。ティッシュボックスカバーを建築に見立てて(1:50)、ファサードをデザインしました。

集まってくれたのは、25名の小学生のみなさん。

大学が行っている、「こどもガーデン」というプログラムの中で。

学生達は、どのようなデザインにするか、子ども達と一緒になって、同じ目線で考え、言葉を選んで会話しています。

「相手の目線に合わせる事」

クライアントを相手にして仕事を行うデザイナーにとって、基本中の基本の大事な姿勢です。

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子ども達は、おもいおもいのデザイン画を描いています。

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時間は2時間しかありません。色紙やサインペン、色鉛筆でカラフルに。

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ハートマークの付いた屋根。

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屋根にあいた天窓からは、空と雲が見えます。

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開いた窓から、小鳥や顔がのぞいています。

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できあがった建築を並べて、自分たちのつくった街並みの風景を楽しみました。屋根から出ているティッシュが煙突からの煙のようにも見える、面白い街並み風景です。

まずは個性ある外観を考える。次に調和を考える。本当は毎週行いたいものです。

準備は大変でしょうが。。。

今日つくった世界に一つしかない建築は、自宅の中心に飾ってもらえることでしょう。

さて、今日参加してくれた小学生のうち何人が、近い将来建築デザインの世界に入ってきてくれるでしょうか。楽しみです。

 

学生達は、この子ども教室のために、【ワークショップ自体】もデザインしました。

まずは型紙づくり。3回作り直しました。

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切って、折ってみて。

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きちんとボックスになるかどうか。A3サイズの中で、簡単にきれいにつくるには、どうしたら良いか、試行錯誤しました。
建築子供ワークショップ

オリジナルに「立面図下書き用紙」も作成。

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そして、実際の時間でどこまで作ることができるか、サンプルを作りました。自分が小学生になった気分で。どんなに遊んだデザインでも、夢のようなリアリティのないデザインでも許されます。

 

年に数回実施するワークショップですが、学生たちにとっては、童心にかえって「建築デザインを楽しむ」ことができているように思います。

 

「建築を楽しむ事」

建築を学ぶモチベーションを維持するために、一番大事にしたい事です。

 

posted date 2018.06.02
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