イベント案内学生作品授業紹介
皆さん、こんにちは。
7月25日は、2年生の設計実習である建築基礎実習6の講評会でした。
課題は、「まちの保育園」
京都岩倉の田園風景豊かな場所に、地域に開いた子育て支援部門を併設する保育園を設計する課題です。
ゲストは、保育園設計の経験もある高橋勝さんに来ていただきました。
第1課題に引き続き、力作ぞろいでした。
まずは、ジグゾーパズルのでこぼこの形を平面に生かして、回遊性のある保育園を提案した作品。
敷地と建築内に、地形や段差を作り、子どもたちが遊びまわれたり、視線が抜けるようにした提案。
子育て支援部門と保育部門の動線をしっかり分離しながらも、お互いの気配を感じれます。
シェルをつないで、空間を分節しながら周りに開いた提案。
柔らかい雲のような平面で、子どもが走り回れる曲線のテラスを計画した案。
チーズのように、ヴォリュームの中にヴォイドをつくり、外部のテラスや中庭の空間を織り交ぜた提案。
周辺の山々や近隣のまちの風景に配慮し、切妻屋根を連結させて、その下に空間を配置した提案。
三角形状の断面を伸ばして組み合わせることで楽しい空間を作った案。形態の造形力もさることながら、開口部からテラスに出ると、屋根にも上って遊べるようにして、子どもたちに配慮しています。
ギプスのようにシェルを作り、子どもたちが楽しめるドーム状の空間を計画した案。
それぞれの想像力から多種多様な提案が導かれていて、学生の個性と、まちやこどもたちへのことを考えた設計がとても素晴らしかったです。勉強になったと同時に楽しい設計実習でした。
夏休みはゆっくり休んでください。
本を読んで、旅をして、建築をたくさん見て、今後の糧としてください。
お疲れ様でした。