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異学年交流WS・国際交流WS

イベント案内授業紹介

始まりました。

セイカ建築 1年生から大学院生までの、異学年交流ワークショップ。

ドイツのバウハウス、アンハルト大学建築大学院との合同建築ワークショップです。

まずはじめの1日目に、セイカ建築客員教授、アンハルト大学教授、建築家のペーター・ルーゲ先生からの課題説明。

 

1時間。通訳なし。おそらく理解してくれたことと思います。

建築が解体される際に出る、「産業廃棄物」となる建築材料を再度有効に活用して、第二の人生を送ってもらえるような、社会の役に立つ建築をデザインする。

課題名は、「A Second  Life」

前期授業が終了した補講期間ですが、参加者合計58名が、14のチームに分かれて、3日間の合計10時間(短!)でデザイン案を作成しました。

3日目の夕方に中間発表会を開催。

MIROに提示した作品を発表します。

チームD1は、戦時中につくられた戦闘機格納建築を解体し、部分的に使用した、展望台+映像ホールを提案。

 

チームA2は、解体されるショッピングモールの非常階段を、休憩場所として提案。

階段を横に倒して壁に、階段を覆っていた目隠しのルーバーを屋根に。斬新です。

チームC2は、災害にあった建築から出された廃材の部材を使用した休憩所を提案。

 

チームD2は、黒川紀章設計の解体される、中銀カプセルタワーを使用した学生寮を提案。

チームA3は,藁ぶきの古民家が解体された材料を用いて、子どもの遊び場を提案。

 

チームB3は、セイカキャンパスの老朽化した5号館の建て替えを考えて、その廃材で、キャンパス内に通路ギャラリーを提案。

チームD3は、日本海の伊根町の「舟屋」のリノベーションをコンビニ+交流スペースとして提案。

 

チームA4は、京町家の解体で出る、格子と瓦を使った、地域コミュニティ施設を提案。

 

などなど。

 

まだまだ、詰められていないデザインですが、後期に開催されるアンハルト大学との合同発表会に向けて、それぞれの作品をブラッシュアップしていきます。

 

初めて出会った人たちとのチームでのデザイン作業を経験して欲しいのは、社会に出たら、ほぼチームで仕事をします。その時に、リーダーの仕事、メンバーの役割分担、仕事進行や内容への積極的な参加、さぼる人への対応、などを学生時代に経験して欲しいからです。

 

本日の発表会の最後に伝えたこと。

チームで仕事をすると、「さぼる人」が出ることは、あたりまえの話。さぼる人に、怒るのではなく、「かわいそうに。。」と思うようにする事。理由は、しっかりと真面目に取り組めば、自分がより多くの知識とスキルが身につく。かつ、外部からの評価も上がり、重要な仕事を任せられるようになる。つまり、自立への近道となる。

と、いう事でした。建築の先輩として学生たちに伝えたいことです。

 

建築学科で学ぶ学生は、夏季休暇中も建築を考え続けていきますが、休暇中は、適宜、旅をしたり、好きな本を読んだりして、充電しながらの時間を過ごして欲しいと思います。

 

3日間、おつかれさまでした。

 

posted date 2022.08.10
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