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卒業生の活動紹介 第1回

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「建築家が建築家を育てる」 ことを、教育方針として始まったセイカ建築からは、数百人の建築家が育っています。当然の結果なのでしょうが、嬉しい事です。

ここで言う「建築家」とは、仕事として「より良い建築を設計」しようと思っている人のみならず、「より良い社会を構築」しようと思い願って活動している人を「建築家」と呼んでいます。

 

学内で、セイカ建築卒業生達の活動を紹介していこう。

 

その1人目として、1995年卒業の津田朋延さんに、今までの作品展示を行ってもらいました。

図面と模型などで、実際に実現した建築作品を紹介してもらっています。

津田さんは、アーティストとのコラボレーションもたくさんある建築家で、sunia一級建築士事務所の代表をされています。

http://sunia-inc.com

きちんとした 「ギャラリー」ではなく、建築学科の廊下の壁 10M分の展示スペースなので、ご本人には申しわけないのですが、廊下は学生達の日常の場であることは確かで、毎日何回も通る場所=身近な場所で、自分たちの先輩・卒業生の活動を見て、知って、考えて、学んで欲しいという事が目的です。

京都市内の建築もあるので、「見に行ってみようか」という、建築探検・視察勉強の契機にもなって欲しいと思います。

 

各回は、1ケ月くらいの会期で、年間10回くらいの開催予定。

まずは100人に登場をいただいたら、10年。その間にも活動する卒業生は生まれ続けるので、エンドレスになりますね、

 

私、葉山も母校の大学で「造形100人100年展」という展覧会に参加させていただいた時には、後輩に見せたい自分の活動を意識して作品を出展した覚えがあります。100年記念のイベントに数多くの先達の皆さんの中から選んでいただいた事に深く感謝し嬉しく思い緊張もしました。

武田吾一。浅井忠。

先輩というより、日本の大御所と横並びで、展示パネルは同じA0サイズ1枚だけの平等な展示!

 

だからという訳でもないのですが、これから展示していただく卒業生達の活動経歴や、作品資料はデータで保管させてもらい、50人分たまったら、セイカ建築卒業生活動=「セイカ建築50人50年展」として出版する予定です。

 

学生の実習室のそばで、常に卒業生のさまざまな活動を知ることができる学習生活環境。

 

セイカ建築の教員達も、これから楽しみにしています。

 

 

「学生の皆さん。作品制作の手本や将来のキャリアモデルは、廊下にあるから、自分でゆっくり、じっくり見て、学んで、自分のモノにしてくださいね。」

という、いわば、放任的教育環境。 

つまり、寺小屋やマイスター制を軸にした主体的な学び環境。

 

自分から学ぶことができなければ、建築家にはなることはできません。

posted date 2019.11.05
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