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一坪茶室 「華」 最終形
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イベント案内学生作品特集

年度初めに精華町から依頼を受けた、「一坪茶室」。前期の課題として取り組みましたが、ようやく完成しました。

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3回にわたる、町へのプレゼンを経て、決定した案は、

茶室ボード

このようなデザイン案。ネーミングの「華」は、精華町と京都精華大学の共通項として、華のある空間を、という願いから。

茶室ボード

クライアントからの要望は、1.和風の風景に合致すること。2.折りたたんで持ち運ぶことができ、様々なイベントで使用すること。3.最先端技術が集積している精華町を表現すること。4.イチゴの栽培やお菓子・スィーツに特長がある町を表現すること。など。

 

明らかに矛盾していますね。

 

そこで、考えたのが、アルミフレームで構成した屏風をつくり、その格子にバリエーションを持つパネルを入れ込む案です。パネルは和紙のような半透明、町のシンボル花であるバラの花、カラフルな色、アルミパネルで構成します。

 

当初は決定した案を地元企業に制作を依頼する予定でしたが、事情があって、急遽9月初旬から1ケ月をかけて、学内で制作することになりました。

作業0

材料メーカーを決め、構成するパーツ寸法を決め、発注して、到着した材料を、加工、組み立てしていきます。

作業2

パネルもデザインした模様をカットして制作。制作延べ人数は約80人・日かかりました。

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折りたたむと、壁と天井は全部でたったこれだけです。600×600の座面は9個制作しました。

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L字型に開いて。

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床と屋根を置きます。これが半分。

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床は9枚。これで一坪です。床の間の掛け軸は、町の企業、モリテックスチール株式会社様からの提供いただいた、天井からの物干し用スライド式ワイヤー装置です。

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完成形ー1.

屋根は当初、アルミハニカムパネルの17ミリを使用する予定でしたが、メーカーの営業さんと葉山教授の折り合いが悪く、急遽壁と同じアルミシステムに変更し、面材をポリカーボネート複層板に。

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中央部分を抜くと座りやすいパターン。

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通り抜けパターン。屋外に外待合。

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クロス型パターン。4方向から座ります。

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中央を抜くと4人の独立した堀コタツパターンに。

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閉じたパターン。凝縮した内部空間が生まれました。

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内部にL字型に通路を設けたパターン。主客を分けることが可能です。

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座面を4隅に置いたパターン。会話が弾みそうな空間になりました。(実際、弾んでいました)

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玄関として使用するパターン。ここからは、パネルを入れ替えています。

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半分が和風(?)、半分が町の花のバラの通り抜けパターン。

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透ける壁と透けない壁。パネルが入っていない部分は、風を通すという役割も持ちます。風圧を逃がすためです。

というわけで、なんとか完成しました。あとは、10月21日、22日に宇治で開催される、「お茶の京都博」での、「一坪茶室プレゼンテーション-市町村コンセプト茶室」で展示します。

その後、今回制作した茶室は、けいはんな記念公園にて常時設置されながら、町のイベント時には移動して役所や公園内で使用していただく予定です。

 

学生の皆さん、本当におつかれさまでした。いい仕事になりました。

 

しかし、ここまで苦労して制作すると、セイカ建築にも一式残して置きたくなってしまいました。

 

posted date 2017.10.13
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