卒業者からのメッセージ

2005年卒業

デザイナー /一級建築士 /

一級施工管理技士

矢間 将司
卒業後の経歴(職歴、受賞歴等)

2005年京都精華大学卒業後、いくつかの設計事務所を経て、

株式会社BOND DESIGN STUDIO (ボンドデザインスタジオ)にて、

海外のホテルやレストランなどのインテリアデザインを担当する。

現在、ZK MAN (絶景マン)として活動中。

現在手掛けている仕事内容について

東京を中心としたハイグレードレストランやウェディング施設、アパレルショップなどのコンセプトの立ち上げ及びデザインに携わっています。また、ディスプレイやアートワークを自ら施工します。

セイカ建築学科学生へのメッセージ

「開花」

 

自分の才能を具体的に「開花」させて、見い出していくことが重要だと思っています。建築を学ぶ場合、他学科より身につけないといけない専門知識が多く、どうしても知識や技術が先行してしまい、クリエイティブの訓練がおろそかになってしまいます。技術というのは表面的な作業なので、一生懸命やってれば勝手に成長します。なかなか成長しないのはクリエイティブな「センス」です。

 

 

 

「感覚的なセンス」

感覚的なセンスが成長するのは18、19歳、遅く見て20歳までの若い時だけだと思います。20歳以降はどうしても頭が硬くなります。論理的なことは守備能力。感覚的なことは攻撃力です。センスを成長させないままだと、人は育っていかないし、デザインすることを途中で飽きらめてしまう確率があがってしまいます。

 

 

 

「センスと向き合う」

まずは、情熱をもって、自分のセンスと向き合ってください。他人が描く100枚の図面よりも、感動する1枚の図面やアイデアをつくってください。ヘタクソでガムシャラで無我夢中の必死さと凄みのあるような真っ黒い図面。こだわりのない人からはなにも感動しません。人よりも没頭できることを、三倍やると結果がついてきます。自分の本能のまま動いて、後はどう責任をとるかだけを考えてください。

 

 

 

「感じる能力」

たとえば、音に匂いや形を感じたり、文字から色気を感じたり、形から感情や温度を感じたり、形のないイメージを形で見たりする能力のことを「感じる能力」といいます。感じる能力を高めることが、センスを高めることです。

 

 

 

「真っ直ぐ進んでいく」

自分の本質を成長させて、強いベクトルで真っ直ぐ進んでいくこと。自分の内側に向かっていくことは、外に向かっていくことです。自分の存在を知るべき人に知ってもらい、自分の価値を証明していってください。人生とは情熱です。その熱量は必ず人に伝わっていきます。根性論ではなく、必然的にうまくいく方法をもって、いつまでも、大人になっても、夢を見続ける方法を見い出してください。

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