思い返せば、私の仕事は、いつも世の中の「中間領域」か「半歩先」でした。「環境」といえば、自然保護か公害防止だった時代に、建築や大規模開発に環境を融合させることに取組みましたが、いまは当たり前。大規模な公共施設の計画や運営は専門業者だけが担っていた時代に、「市民」が主体的に参画する場をつくり運営組織を一変させましたが、いまは当たり前。先端技術を海外で販売する折に、地元の人たちと共に開発することから始めましたが、またもやこれも当たり前。ただ、前例がない、手本がないところで仕事をすることが何よりも楽しかった。皆さんにお伝えできることがあるとすれば、自分たちが手本となる、答えとなる、そんな領域に入っていってほしい。大学時代は、その感性、器量、そして度胸を見につけてほしいのです。

京都工芸繊維大学工芸学研究科建築学専攻修了

京都造形芸術大学非常勤講師（環境まちづくり、ワークショップ）

立命館大学ＭＯＴ大学院非常勤講師（環境技術マネジメント）

有限会社とーく　代表取締役

特定非営利活動法人カーボンシンク　事務局長

栗東自然観察の森ネイチャーセンター（基本計画・実施設計）

途中が丘運動公園（基本計画・実施設計）

峰山総合運動公園（基本計画・実施設計）

国営明石海峡公園市民参画型管理支援（組織形成・人材育成・管理手法開発）

インドネシアにおける小型浄水施設開発（市場調査、製品開発・実証、試験販売）

高島ちぢみ海外展開支援（市場調査、試験販売、流通開発）

滋賀県家庭版ＥＳＣＯ推進事業（制度設計、人材育成、普及啓発）

著作

「森、川、里、海をつなぐ自然再生」（共著）（自然再生を推進する市民団体連絡会）

「省エネ活用術／省エネ・コスト削減ガイドブック」（滋賀経済産業協会）

資格

技術士（建設部門、都市及び地方計画）