卒業者からのメッセージ

1993年卒業

株式会社 応用芸術研究所

代表取締役 建築家
片木 孝治
卒業後の経歴(職歴、受賞歴等)

業務活動
1993-95  名古屋大学工学部建築学科(片木篤研究室)研究生修了
1995-00  シーラカンス一級建築士事務所(現:Cat東京)勤務
2001-05  L[D]Q一級建築士事務所 シェアワーク
2002-07  京都精華大学講師
2005     ソルトデザイン 共同設立
2006-09  京都精華大学 環境ソリューション研究機構 研究員
2008-11  京都精華大学特任准教授

2009-    株式会社 応用芸術研究所 設立

2012 -   京都精華大学講師

 

社会活動


2005-現在 鯖江市「河和田アートキャンプ」総合ディレクター
2007-現在 京都市「2R型エコタウン構築構想小委員会」委員
2008-現在 越の郷地球環境会議 アドバイザー
2009    鯖江市「第5次総合計画審議会」委員
2009    「北陸アートテーブル実行委員会」委員長
2009-11  NPO法人 京都カラスマ大学 副理事長
2012-現在 京都府+与謝野町「京都Ⅹキャンプ与謝野」総合ディレクター
2012-現在 京都府建設交通部「地域主導型公共事業委員会」委員
2012-現在 京都府農林水産部「次世代型農業育成アクションプラン策定委員会」委員
2013   福井県+鯖江市「うるしの里かわだ元気再生プロジェクト策定委員会」アドバイザー
2013-現在 京都府+南丹市「京都Ⅹキャンプ美山」総合ディレクター
2013-現在 一般社団法人 北陸古民家再生機構 理事
2014    京都府府民生活部「京都府立青少年海洋センター魅力向上検討委員会」委員

受賞
1993  石川県建築士会設計競技「21世紀の公園」最優秀賞受賞
1993  日本建築学会設計競技「川のある風景」全国1部最優秀賞受賞 
2003  日経アーキテクチャー創刊750号記念コンペ「どこにでもある街のどこにもない場所」佳作
2009  平成21年度地域づくり総務大臣表彰受賞(河和田アートキャンプ) 
2011  鯖江市市政功労賞受賞(河和田アートキャンプ)
2014  グッドデザインアワード2014受賞 地域づくり部門(河和田アートキャンプ)

現在手掛けている仕事内容について

ここ数年「空間」の設計から離れて「出来事」の設計に携わっています。
例えば「モノ」が生まれる背景にある「コトのデザイン」
例えば「コト」が生まれる背景にある「時間や関係のデザイン」
抽象的な表現になりますが、多様な物事の「背景をデザイン(=設計)」することです。
現在の取組みは、建築設計に近いプロセスワーク(対象が壁/床/天井でないだけ)が様々な場面で応用されるので、試行錯誤しながらも興味深く取り組んでいます。
しかし、今の「活動」は「職能」として一般化されていませんので、苦しい点も多くありますが、この分野への社会的ニーズも芽生え始めていますので、今後、職能の一端となるようにチャレンジしています。

 

片木建築

片木活動

セイカ建築学科学生へのメッセージ

卒業して20年余り経ちますが「セイカ建築」での学びは、今も活かされています。
それは「何を教わるか」ではなく「何を考えるか」であったからだと思います。

「建築」という学びは「空間をつくる」ということに留まりません。
建築という領域の周辺には、実に様々な分野の領域が重なり作用しています。
意匠計画や構造、法規といった専門学はもとより、哲学や文学、芸術…と大学で、参照を求められる多面性は「人」を包む、空間や出来事が密接に関係しているからです。

現代の日本は、人口減少に伴う「縮小化社会」と呼ばれる時代に突入しました。
皆さんが活躍する未来は、安穏とした明るい時代ではないでしょう。
しかし、だからこそ「セイカ建築」で学んでいる皆さんにとっては、面白い時代だと思います。
人が暮らす社会や空間について考えるのですから、豊かな発想力で時代を切り開いて下さい。

ホームページなど
株式会社 応用芸術研究所
http://aai-b.jp/
他の卒業生
  • 2008年卒業

    ベルエステート株式会社

    西野 圭祐

  • 2012年卒業

    トナリ設計事務所

    岡田 逸美 (旧姓:真鍋)

  • 1999年卒業

    FHAMS

    安藤 陵太郎 福本 祐樹 笠原 慎一郎

  • 1994年卒業

    フォトグラファー

    大栗 恵