卒業者からのメッセージ

2004卒業

株式会社 岩佐

野瀬 珠美(旧姓:井澤)
卒業後の経歴(職歴、受賞歴等)

2004年〜ゼネコンマンション設計部に入社

2007年退社後、販売業や折り紙ワークショップの講師を経験

2019年〜株式会社 岩佐

現在手掛けている仕事内容について

学校用品(教材・教具)の販売事務。

そして時々、アートワークショップの講師

セイカ建築学科学生へのメッセージ

『建築を学ぶ』ということは、目に見える建物だけではなく、環境・人や空気の流れ、心の動きなど、そして、プレゼンをするための言葉や話し方など身の回りの全てを知り、繋げていく感じだと思った4年間でした。

私は高校で3年間、建築構造・力学・設備・製図・パース・測量など、建築の一通りを学んでから精華に入り、デザインという分野に踏み込み、最初の課題で心が折れそうになりました。 課題が出ると、構造から入ってしまう私の硬い頭を、柔軟な先生方が様々な角度からほぐしてくださり、コンセプトを形に・・・そして完成へと導いてもらっていました。

その教えていただいていたプロセスは建築分野だけでなく、日常のふとした瞬間やワークショップ、今の職場でもとても生かされています。 この私がワークショップで教える立場になるなんて、当時ではとても考えられなかったですが、教えながら先生たちを思い出します。 今の職場の電話対応でも、先生が望むものを想像して提案する時の表現は大学時代に学んだことが活かせています。

今も忘れもしないのが、卒業制作で私の武器であった定規を封印され、手書きで大きな和紙に図面を描くようにアドバイスをいただき、挑戦している時・・・今でも当時のことを夢に見るほど不安で本当にしんどかったです。 それでも、やはり周りの人たちに助けてもらいながら、完成したという達成感と自信はその後の生活に大きく影響しています。 精華大学在籍中に思いっきり悩んで苦しんで、失敗もして良いと思います。たくさんの仲間と支え合い、話し合い、乗り越えていく。 この経験がとても大きな自信と財産になりますし、とても楽しい思い出となります。 苦しくて悩みすぎても大丈夫!先生方が全力で助けてくださるので、思いっきりぶつかってみてください。

課題をこなすことで目一杯になるかもしれませんが、その時その時をめいっぱい楽しんでください。 応援しています。

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他の卒業生
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    築十設計/TIKU+DESIGN

    何 孟懷

  • 1992年卒業

    滋賀県立大学人間文化学部 教授 遊工舎一級建築士事務所 主宰

    藤木 庸介

  • 2011年卒業

    吉忠マネキン株式会社 東京店デザイン部

    上田 和宏